鍛錬稽古
いちがや合気道クラブ、4月の稽古は、毎回の気の錬磨、気の流れから一転、鍛錬稽古。がっちり持たせての稽古、地に足をつけるというか、極意にかぶれないように稽古しました。
たまに、稽古仲間に、何の稽古がしたい?と聞いてみるのです。
すると、思いもよらぬ展開で、「座技呼吸法で、がっちり相手に持たれて動けなくなって困った。どうすればいいのでしょう? 」との質問がありました。
この悩みを持つ人は結構多いみたいです。ともかく不用心に自分の手の動きをゼロにしている状態で自分の腕を相手にギュッと掴ませてはいけません。 昔の本部道場では、座り技で足の甲に拳ぐらいのたこができたとか。 早速、がっちり持たせての鍛錬稽古で何通りかの方法を試してみました。
1.微速前進法 2.用心する。心法 3.相手の親指に当たらない方法 4.2段引き 遊びをとってから技をかける 5.相手を愛する心法 6.抜き技法 井上強一先生直伝 7.おばけの手 8.腰から波を起こして相手を飲み込む技法 9.手のひらのスイッチとL字の肘、肘伸ばし技法 10.見えない第二の自分が相手に網を掛ける技法
最後に道場の基本技45度手首回転と手刀を立て、通り抜ける方法にもどり、基本動作を再確認をしました。がっちり持たせても、対峙する心になってはいけないのです。 後で聞いたところ、一番面白いと好評だったのだが、相手を愛する技法でした。
この後は3月末の師範講習会、太刀取りの一教と三教の復習。20通りぐらいの技と入り方、変化を練習しました。基本は、振りかぶりに合わせて正面に入る。躱して左に入り身する。躱して右に入り身する。 3月末の講習会で、入り身で入ってからさらに回転する方法や、背中側から入る入り身法を先生が示されたので、復習に時間を掛けました。 梶浦真 以上