いちがや合気道クラブ令和元年7月の稽古
師範がヨーロッパに長旅中で、日常稽古での新しい取り組み課題が入ってきません。7月は久しぶりに稽古仲間からの質問&練習のヒント講習を行いました。
通常、合気道の稽古は、師範が技を見せて弟子がその技を練習するという段取りです。
合気道をやっていると、ふと疑問や質問が湧くことがあります。例えば、稽古で習った技が、上手く出来ないとか。
座技でがっちり相手がしがみついてきたらどうするかなど、前にも質問稽古をしたことがあるのですが、質問稽古はたまにやってみるのも悪くなく、楽屋内稽古みたいな感じです。「道場は楽屋、人生は本舞台」ということわざもあります。
今回の質問は、内回転投げです。
内回転投げで、そもそも入り方はどうするのか? どうすれば相手の頭が下に崩れるか?、頭への手の触れ方?、蹴ってしまうから内側の足を出さないで投げるとは、どういう意味? などなど、確かに言われてみれば謎だらけでした。 この1技だけに絞り、30分以上稽古しました。
結論から言えば、師範が説明している内容を繰り返して稽古するだけなのですが、様々なポイントについて各自が自分自身で胸落ちして、十分に納得するまでわざを練る時間を少し長く取ってみることが大切です。
昔の古いやり方では、下げた相手の頭を内足を進めて膝で当身する(投げない)のだそうですが、今はそのような事はいたしません。
自分でも1技30分以上深掘りすると、自分の古い意識の欠点にふと気付く時があり、「回転投げは回転させて投げる。」という師範の教えが自分の中で、すとんと胸落ちした次第です。
稽古仲間は有難いものだと思います。以上